刈谷市・安城市・知立市は互いに隣り合い、国道1号と国道23号が3つの市をまたいで東西に延びています。市の境を意識せずに行き来できる距離なので、刈谷に1軒、安城に1軒というように、市をまたいで店を出している経営者も少なくありません。
その一方で、廃油の回収は店ごとに別々の業者に頼んだまま、という話をよく聞きます。出店したときにその場で見つけた業者と契約し、次の店ではまた別の業者、という形で増えていった結果、回収の日も連絡先も、費用がかかるのか買い取ってもらえるのかも店によって違う、という状態です。
OIL BEESは、刈谷市・安城市・知立市の飲食店から出る廃食用油を無料で回収しています。この記事では、ロードサイドの店、駅前の店、朝の早い弁当の店といった店の形ごとの廃油の出方と、複数の店の回収をひとつの窓口にまとめる手順を紹介します。
国道1号・23号・419号沿いの店は、置き場の広さが油断を生む
3市を東西に通る国道1号と、知立バイパスとして通る国道23号、刈谷と知立を南北に貫く国道419号の沿道には、駐車場のある飲食店が多く並んでいます。ラーメン、とんかつ、唐揚げ、定食、家族向けのレストランなど、揚げ物の多い店が幹線道路沿いに並んでいます。
ロードサイドの店は厨房の裏に置き場をとりやすく、一斗缶を並べておく場所には困りません。ただ、置き場が広いと「まだ置ける」という感覚になり、回収を頼むのが後回しになりがちです。気づいたときには缶が何列にも並び、古い缶のふたがさびていた、ということもあります。
屋外に置くときに店で決めておくこと
- 屋根の下か、雨よけのある場所に置く
- 缶は地面に直接置かず、すのこや油受けのトレーの上に置く
- 置いてよい缶の数の上限を決め、上限に近づいたら回収の間隔を見直す
- 道路や駐車場から見えにくい位置にして、持ち去りを防ぐ
- 空き缶と中身の入った缶を分けて置き、取り違えないようにする
交換した日と量を、だれが見てもわかるように残す
ロードサイドの店はアルバイトのスタッフが多く、油の交換を担当する人が日によって替わります。交換した日と、廃油を何缶目に入れたかを置き場の近くに書き残しておくと、担当が替わっても引き継げます。OIL BEESに回収を頼んでいれば、回収の日時と量はポータルで確認できるので、店の手書きの記録と照らし合わせることもできます。
刈谷駅・知立駅・新安城駅のまわりの店は、回収の時間に店を開けなくていい
刈谷駅はJR東海道本線と名鉄三河線、知立駅は名鉄名古屋本線と三河線、新安城駅は名鉄名古屋本線と西尾線の乗り換え駅です。安城市にはJRの安城駅や、東海道新幹線の三河安城駅もあります。駅のまわりには、仕事帰りの人が立ち寄る居酒屋や焼き鳥の店、定食屋が集まっています。
駅前の店は夜の営業が中心で、昼過ぎに仕込みを始め、夜遅くに閉める店が多くあります。揚げ油の交換は営業中にはできないので、閉店後か翌日の仕込み前になります。そうした店にとって、回収の時間に合わせてだれかが店に来るのは大きな負担です。
ロードサイドの店でも、回収に店の人が立ち会う必要はありません。容器を置く場所を決めておけば、スタッフがその場にいなくても回収できます。回収した日時と量は後からポータルで確認できるので、「本当に持っていってもらえたのか」を確かめるために店に来る必要もありません。
居酒屋や焼き鳥の店では、揚げ物は唐揚げやポテトなどの一品料理が中心で、フライヤーも小さめのことが多く、廃油の量は昼の定食屋ほど多くありません。それでも一斗缶2缶分から回収するので、量の少ない店でも頼めます。少量の店ほど、缶が満杯になるまでの期間が長くなるので、ふたを閉めて置き場に虫が寄らないようにしておくことが大切です。
駅前の店は、置き場を建物の管理者と相談しておく
駅前の店は、ビルや店舗の並ぶ建物の一角を借りていることも多く、建物の裏の共用通路に容器を置く場合があります。共用の場所を使うときは、建物の持ち主や管理会社に、置いてよい場所と量を確認しておきましょう。後から「通路に油の缶を置かないでほしい」と言われると、置き場を探し直すことになります。
工場の多い地域ならではの、朝の早い店と弁当の店
刈谷市や安城市には自動車関連の工場が多く、交代勤務で働く人の多い地域です。そうした人に向けて朝早くから開ける定食屋や、工場や事業所に届ける弁当をつくる店もあります。
弁当の店では、朝の仕込みで唐揚げやフライをまとめて揚げるため、油の交換も朝の時間帯に集中します。フライヤーが複数台あると、一度に何缶分もの廃油が出ることも珍しくありません。量の多い店では、次の点を最初に決めておくと回収が安定します。
- 一度の交換で何缶分出るかを把握し、容器の数を足りるだけ置く
- 仕込みの作業場と置き場が離れている場合は、運ぶ経路に段差や滑りやすい場所がないか見ておく
- 工場の長い休みの時期は弁当の数が減るので、そのときの回収の間隔も決めておく
回収の頻度は、繁忙期や季節に合わせて変えてもらえます。注文の多い時期と少ない時期がはっきりしている店ほど、前もって相談しておくと置き場が楽になります。容器の設置も無料なので、量に合わせて数を相談してください。
朝の仕込みの直後に油を移さない
朝の仕込みが終わると、すぐに次の作業に移りたくなります。そのため、まだ熱い油をそのまま缶に移してしまうことがあります。熱い油はやけどの原因になるうえ、缶に移すときにこぼれやすく、床が油で滑りやすくなります。仕込みの後はフライヤーの火を落として冷まし、昼の落ち着いた時間か翌朝の仕込み前に移す、という流れを店の決まりにしておくと安全です。
市をまたいで店を持つなら、回収の窓口をひとつにそろえる
複数の店を持つ経営者から聞く悩みは、だいたい次のようなものです。
- 回収日が店ごとにばらばらで、どの店がいつ回収されたかを把握できない
- 費用がかかる店、無料の店、買い取ってもらえる店が混在している
- 店長が替わるたびに、業者の連絡先がわからなくなる
- 容器の形や置き方がそろわず、スタッフへの教え方も店ごとに違う
3つの市にまたがっていても、移動にそれほど時間のかからない範囲です。回収の窓口をそろえておけば、経営者が見るべき情報はひとつにまとまります。
まとめるときの進め方
- 各店の住所、容器の置き場、油の交換の頻度を一覧にする
- 今の業者との契約内容を確認する(解約の申し出の時期、容器の扱いなど)
- 一覧をもとに、OIL BEESに各店の回収ができるかを確認する
- 回収できる店から容器を設置し、今の業者からの切り替えの日を決める
- 切り替え後は、回収の日時と量を店ごとにポータルで確認する
すべての店を一度に切り替える必要はありません。今の業者との契約の区切りに合わせて、順に移していくやり方でも構いません。
店ごとの量を比べると、厨房の様子が見えてくる
回収の量を店ごとに並べてみると、「同じメニューなのに、この店だけ廃油が多い」ということに気づく場合があります。油を替えるのが早すぎる、フライヤーの温度が高めになっている、揚げかすを取らずに使っている、といった原因が隠れていることもあります。経営者がすべての厨房に毎日立つことはできなくても、量の差を手がかりに、店長と話すきっかけをつくれます。
今の業者から切り替える前に、契約で確かめておくこと
回収の窓口をそろえるとき、いちばん手間がかかるのは今の業者との契約の整理です。店ごとに別々の時期に結んだ契約は、中身もばらばらなことが多く、契約書が見つからない店もあります。切り替えを決める前に、店ごとに次の点を確かめておきましょう。
- 契約の期間と、自動で更新される決まりになっていないか
- 解約するときは、いつまでに申し出る必要があるか
- 店に置いてある容器はだれのものか、解約したら返すのか
- 最後の回収の日と、それまでにたまった分の扱い
- 費用を払っている場合や買い取ってもらっている場合の、最後の精算の方法
契約書が見つからない場合は、今の業者に問い合わせて、上の点を確認しておくと安心です。口約束のまま続いている店ほど、最後の回収の日をはっきり決めておかないと、容器が残ったまま回収が止まる、ということが起きます。
確認した内容は、各店の一覧に書き足しておきます。どの店をいつ切り替えられるかが一目でわかるようになり、順番を決めやすくなります。
揚げ油の仕入れも同じ窓口にまとめる
新しい食用油の販売もあるので、廃油の回収と一緒に注文できます。複数の店を持っていると、油の発注も店ごとにばらばらになりがちです。仕入れと回収を同じ相手にしておけば、新しい油がどれだけ入り、使い終わった油がどれだけ出たかを一緒に見られるようになります。
刈谷・安城・知立の店で使い終えた油は、SAF(航空燃料)やバイオ燃料の原料に回ります。植物油は買取の対象です。捨てるものとして扱っていた油が資源として引き取られることは、店で働くスタッフにも伝えておくと、缶に水やごみを入れないといった決まりが守られやすくなります。
仕入れの量を、回収の量から見直す
新しい油の仕入れ量は、前の月と同じ量をそのまま頼んでいる店が多いのではないでしょうか。回収の量と並べてみると、仕入れが多すぎて在庫がたまっている店や、逆に油の交換を我慢して足りなくなっている店が見えてきます。油は開けてから時間がたつと傷んでいくので、在庫を持ちすぎないことも油を長持ちさせることにつながります。
よくある質問
Q. 刈谷市・安城市・知立市にそれぞれ店があります。まとめて頼めますか?
A. 各店の所在地を一覧でお知らせください。店ごとに回収できるかを確認してお伝えします。まとめて頼んでいただいた店は、回収の日時と量を店ごとにポータルで確認できます。
Q. 安城市の郊外など、駅から離れた場所でも対応できますか?
A. 郊外の店でも、まず所在地を聞かせてください。そのうえで回収に伺えるかを正直にお返事します。番地まで分かると話が早く進みます。
Q. 店によって量がかなり違います。回収の間隔は店ごとに変えられますか?
A. 量や繁忙期に合わせて頻度を相談できます。季節に合わせた変更にも対応しています。量の少ない店でも、一斗缶2缶分から回収します。
Q. 今の業者の容器はどうすればいいですか?
A. 今の業者の容器の返し方は、その業者との契約で確認してください。OIL BEESの容器の設置は無料です。容器が二重に置かれて置き場がふさがらないよう、切り替えの日を相談しながら進めます。
まとめ
- 国道沿いの店は置き場が広いぶん、缶の上限と雨よけを決めておく
- 駅前の夜の店は、立ち会い不要の回収にすれば、回収の時間に店を開けなくていい
- 朝の仕込みで量が多い弁当の店は、容器の数と休みの時期の回収間隔を先に決める
- 市をまたぐ複数の店は、回収の窓口をそろえ、ポータルで店ごとの量を比べる
- 複数店舗の油の仕入れと回収を、同じ相手にまとめられる
OIL BEESでは、刈谷市・安城市・知立市の飲食店から出る廃食用油を無料で回収し、植物油は買取の対象としています。1軒だけの店も、市をまたいで何軒も持つ経営者も、まずは店の所在地と今の回収の状況を教えてください。気軽にお問い合わせください。


