名古屋市の西隣に広がる海部地域は、名鉄津島線や尾西線の沿線に住宅地が続き、その中に家族で営む食堂や惣菜店、弁当店、仕出しの店が点在しています。津島市は津島神社の門前町として、あま市は甚目寺観音や七宝焼の里として知られています。愛西市は木曽川沿いに田園が広がり、県内有数のれんこんの産地です。名古屋第二環状自動車道の甚目寺北インターと甚目寺南インターもあり、名古屋の中心部とも車で行き来しやすい地域です。
こうした店では、「一軒ごとの油はそれほど多くないが、毎日揚げ物をしている」「家族だけで回しているので、油の処分まで手が回らない」という悩みがよく聞かれます。駅前の繁華街の店や大きな工場とは違い、住宅地の中で長く続いてきた店ならではの事情があります。
OIL BEESは名古屋市北区を拠点に、津島市・あま市・愛西市の飲食店の廃食用油を回収しています。回収は無料、容器の設置も無料で、一斗缶2缶から頼めます。回収のときの立ち会いも要りません。この記事では、海部地域の店に多い形に合わせて、油の交換から回収までの段取りをまとめます。
海部地域の店は、一軒ごとの量は控えめでも毎日出る
海部地域で揚げ物を出す店は、定食や丼ものの食堂、コロッケや唐揚げ、天ぷらを並べる惣菜店、朝に弁当を作る店など、毎日少しずつ油を使う店が中心です。一度に出る量は多くありませんが、休まず揚げ続けるので、気がつくと缶が何本もたまっていた、ということが起きます。
住宅地の中にある店ならではの気づかいもあります。缶を店の前に出しっぱなしにすると、近所の人の目につき、暑い日には臭いも気になります。量が控えめな店ほど、「たまったら何とかする」ではなく、置き場と交換の日を決めて、静かに回し続ける形を作っておくのが向いています。
交換の頻度は、揚げる品目と客数で決まる
惣菜店でコロッケやメンチカツのようにパン粉を付ける揚げ物が多いと、パン粉のかすで油が早く黒くなります。天ぷらが中心なら、衣の粉が油に落ちて焦げやすくなります。唐揚げが多い店は、下味の醤油やにんにくで油の色と臭いが濃くなりがちです。自分の店がどれに当てはまるかを知っておくと、交換の目安が立てやすくなります。
2缶そろうまでの日数を測っておく
回収は一斗缶2缶からです。最初の1〜2か月は、缶がいっぱいになった日をカレンダーに書いておくと、2缶そろうまでの日数が分かります。日数が分かれば、置き場に何缶分の余裕が要るか、空き缶をいくつ手元に置いておけばよいかも決まります。
家族で回す店は、油を替える日を決めて缶にためる
家族で営む店では、調理も接客も片付けも、限られた人数でこなしています。油の交換は「そろそろ替えないと」と思いながら後回しになりやすく、替えるときには急いで熱い油を扱うことになりがちです。
定休日の前の晩を交換の日にする
いちばん続けやすいのは、交換の日を曜日で決めてしまうことです。たとえば定休日の前の晩に火を落とし、翌日の休みのうちに冷めた油をこして缶に移すと決めておけば、営業中に慌てることがありません。揚げ物の多い店で週に何度か替える場合も、曜日を固定しておくと、家族のだれが担当しても同じように回せます。
移し替えの手順を家族でそろえる
- フライヤーや鍋の火を止め、油が十分に冷めるまで待つ
- 揚げかすを取り除き、こした油を缶へ移す(口の広いじょうごがあると、こぼしにくい)
- ふたを閉めて日付を書き、台所の外の置き場へ運ぶ
手順が人によって違うと、ふたの閉め忘れや、揚げかすの混じった缶が出てきます。紙に書いて厨房の壁に貼っておくくらいで十分です。
重い缶を運ぶ距離を短くする
油の入った一斗缶はかなり重く、長く店を続けてきた店主にとっては、運ぶだけでも負担になります。置き場は厨房から近い場所を選び、段差のある場所や狭い通路を通らずに済むようにしておきます。小さな台車を一台用意しておけば、缶を持ち上げる回数も減らせます。缶を運ぶのを家族のだれかに任せる場合も、置き場が近ければ頼みやすくなります。
店と住まいが同じ建物なら、置き場を店の側に決める
一階が店で二階が住まいという建物では、缶の置き場が住まいの玄関先や階段の下にまで広がりがちです。置き場は店の勝手口の近くなど、店の側に一か所に決めておきます。家族の動線と分けておけば、子どもが缶にぶつかったり、住まいの中に油の臭いが入ったりすることも防げます。回収は立ち会い不要なので、回収の担当がたどり着ける場所であれば、家族が出かけている時間でもかまいません。
れんこんや野菜の天ぷらを揚げる店は、揚げかすと水分に気をつける
愛西市のれんこんをはじめ、海部地域には地元でとれた野菜を天ぷらや素揚げにして出す店もあります。れんこんの天ぷらは、厚めに切って衣を付けたものから、薄切りを素揚げにしたものまで、店によって出し方もさまざまです。れんこんやさつまいも、かぼちゃ、なすなどの野菜の天ぷらは、肉や魚の揚げ物とは油の傷み方が少し違います。
野菜は水分を多く含むので、揚げるたびに水分が出て油がはねやすく、油の傷みも進みやすくなります。衣をたっぷり付ける天ぷらは、揚げている間に衣の粉が油に落ち、底にたまって焦げます。焦げたかすが油の中に残ると、油の色が早く濃くなり、次に揚げるものにも焦げの臭いが移ります。
揚げかすはこまめにすくう
天ぷらを揚げている途中でも、浮いてきた衣のかすはこまめに網ですくいます。営業の終わりには、底にたまったかすもできるだけ取っておくと、翌日まで油を持たせやすくなります。すくったかすを天かすとして使う店は、油を切ってから別の容器に分けておきます。
缶に移すときは水分を入れない
野菜を洗ったあとのざるや、水けの残ったボウルを使って油を移すと、缶の中に水が入ります。油に水が混じると質が落ち、保管している間に臭いも出やすくなります。油を移す道具は乾いたものを使い、缶のふたは移し終えたらすぐに閉めます。植物油は買取の対象なので、水やかすの混じらない状態で出すことが、そのまま油の価値を保つことにつながります。
門前町や古い町並みの店は、置き場を表通りから外す
津島神社のまわりや、古い町並みが残る津島の本町筋、甚目寺観音の近くには、年季の入った木造の建物や、間口が狭く奥に長い建物を使う店もあります。こうした店では、缶を表通りに面した場所に置かないのが基本です。参拝や散策で通りを歩く人の目に入らない、建物の裏手や路地側に置き場を作ります。
木の床や土間に油を染み込ませない
年数のたった建物では、厨房や勝手口の床が木だったり、土間だったりすることがあります。木の床や土間に油がこぼれると、染み込んで落ちにくくなり、滑りやすさや臭いがいつまでも残ります。缶の下には板や受け皿を敷き、移し替えは新聞紙を広げた上で行うと、床を傷めずに済みます。
缶は火の気から離す
木造の建物では、缶を火の気から離すことも大事です。コンロやフライヤーのすぐ横、湯沸かし器の近くには置かず、勝手口の外の、ひさしの下などを選びます。参拝客の多い日に揚げ物が増える店は、その前に空き缶の数を確かめておくと、置き場があふれません。
弁当や仕出しの店は、注文の多い日に合わせて空き缶を用意する
弁当や仕出しの店は、法事や会合、地域の集まりなどの大口の注文が入ると、その日だけ揚げ物の量が大きく増えます。ふだんは缶がゆっくりたまる店でも、大口の注文が続いた週は一気に埋まります。
大口の注文のあとは、慌てて油を替えない
大口の注文をこなした日は、片付けの時間も遅くなりがちです。疲れているときに熱い油を缶に移すと、やけどやこぼれの原因になります。その日は火を落としてフライヤーや鍋にふたをしておき、翌朝、冷めた油をこして缶に移すほうが安全です。
空き缶と回収の頻度を先に考える
大口の注文が入ったら、仕込みの前に空き缶の数を確かめておくのが確かです。量の多い時期が続くようなら、回収の頻度を変えることもできるので、早めに相談してください。朝の仕込みが早い店は、配達の車の出入りと缶の置き場がぶつからないように、置き場を車の動線から外しておくと、積み込みのときに缶を倒す心配もありません。
回収の日時と量はポータルで確認できます。家族の中で回収の日を知っておきたいときや、注文の多かった月にどれだけ油が出たかを振り返りたいときにも役立ちます。食用油(新油)の販売もしていて、廃油の回収とあわせて頼めるので、仕入れの量の見直しにも使えます。
名古屋の西隣だから、名古屋市内の店とまとめて相談できる
海部地域は名古屋市の西側に接していて、名鉄津島線も須ヶ口から名古屋方面へつながっています。名古屋市内とあま市、津島市の両方に店を持っている、仕出しの本店は津島にあって名古屋にも売り場がある、といった場合は、店ごとの所在地を一覧にして伝えてください。それぞれ回収できるかをお答えします。
店が複数あると、店ごとに油の交換の手順や缶の置き方がばらばらになりがちです。どの店も同じ手順、同じ置き方にそろえておくと、家族や従業員がほかの店を手伝うときにも迷いません。回収の記録はポータルで確認できるので、店ごとにどれだけ油が出ているかを比べることもできます。
今の回収業者から切り替えを考えている場合は、先に今の契約の終わり方と、置いてある容器をどうするかを確かめておくと、切り替えのときに缶が二重になったり、置き場がふさがったりせずに済みます。切り替えの時期が決まったら、OIL BEESの容器を置く場所もあわせて決めておきます。
海部地域の中でも、津島市・あま市・愛西市以外の町にある店については、所在地を教えていただければ、対応できるかを正直にお伝えします。
よくある質問
Q. 愛西市の田畑の多い地域や、市の端のほうにある店でも来てもらえますか
A. 津島市・あま市・愛西市の飲食店は回収の対象です。田畑の多い地域や、市の境に近い場所で心配な場合は、所在地を教えていただければ、対応できるかを正直にお伝えします。
Q. 惣菜店で、減った分の油を毎日足しながら使っています。それでも頼めますか
A. 足しながら使う店でも、全部入れ替えたときに出る油を缶にためていただければ、一斗缶2缶から回収します。全部替える日を決めておくと、缶のたまり方が安定して、回収の時期も読みやすくなります。
Q. 天ぷらの衣のかすが多く混じった油でも出せますか
A. 出せますが、かすが多いと保管している間に臭いが出やすく、油の質も落ちます。こし紙や網でかすを取ってから缶に移してください。状態が気になる油があれば、回収の前にお伝えください。
Q. 回収した日を家族で確かめられますか
A. 回収した日と量は、ポータルを開けばいつでも見られます。家族のだれが見ても同じ記録が分かるので、「いつ回収してもらったか」を店の中で確かめ合う手間が省けます。
まとめ
- 津島市・あま市・愛西市の飲食店の廃食用油を無料で回収し、容器の設置も無料。一斗缶2缶から頼める
- 家族で回す店は、交換の日を曜日で決め、移し替えの手順を家族でそろえる
- れんこんなど野菜の天ぷらを揚げる店は、揚げかすをこまめにすくい、水分を缶に入れない
- 古い町並みや店と住まいが同じ建物の店は、置き場を表通りや住まいの側から外す
- 市の境に近い店などは、所在地を伺って対応できるかを正直にお伝えする
OIL BEESでは、津島市・あま市・愛西市の飲食店の廃食用油を無料回収・買取しています。家族だけで切り盛りしている店も、毎日少しずつ揚げている惣菜店も、まずは所在地と今の油の使い方を教えてください。気軽にお問い合わせください。


