「チキンを揚げると油がすぐ黒くなるんです。タレも混ざるし、これでも引き取ってもらえますか?」——韓国料理店の方から、よくいただくご相談です。
韓国料理店の揚げ物は、他の業態とは少し性格が違います。ヤンニョムチキンは二度揚げが基本。チヂミは鉄板で多めの油を使い、トッポギやキンパの付け合わせでも油を使います。さらに、甘辛いタレやコチュジャンが油に落ちるため、劣化が早く進みます。
この記事では、韓国料理店の油が汚れやすい理由と、その中で油を長持ちさせ、きれいな状態で回収につなげるコツをお伝えします。
韓国料理店の油が早く傷む3つの理由
1. 二度揚げでフライヤーの稼働が長い
カリッとした食感を出すための二度揚げは、同じ1皿に対して油に触れる時間が倍になります。注文数が同じでも、油への負荷は他の業態より大きいと考えてください。人気店ほどフライヤーは休みなく動きます。
2. 糖分の多いタレが混入する
ヤンニョムのタレには砂糖や水飴が入っています。糖分が油に落ちると焦げつきやすく、色も一気に濃くなります。タレを絡めるのはフライヤーの外だとしても、調理台で跳ねたタレが油に戻る導線になっていないかを一度見直す価値があります。
3. 粉と衣のカスが多い
チキンの衣、チヂミの粉、唐辛子の細かい粉。これらが油の中に残ると、加熱のたびに焦げて油を傷めます。韓国料理は香辛料の粉が油に入りやすいのも特徴です。
4. デリバリー需要で一気に量が増える
韓国系のチキンはデリバリーとの相性が非常によく、アプリ経由の注文が入る店舗では揚げ物の比率がさらに上がります。店内のお客様が少ない日でも、フライヤーはフル稼働という日が出てきます。客席の埋まり具合と油の消費が連動しないため、体感で油の量を判断すると外しやすくなります。
デリバリーを始めた前後で、油の仕入れ量と廃油の量を比べてみてください。思っていたより増えているお店がほとんどです。増えた分は、回収の頻度でしっかり受け止めたいところです。
そのままにしておくと起きること
- 🔸 チキンの食感が落ちる:劣化した油ではカリッと仕上がらず、看板メニューの評価が下がる
- 🔸 油の消費が増える:早く黒くなるぶん交換も早まり、仕入れコストが上がる
- 🔸 タレの焦げ臭が料理に移る:店内の匂いにも影響する
- 🔸 買取条件に影響する:タレや固形分が大量に混ざった油は、状態の評価が下がることがあります
- 🔸 フライヤーの清掃が重くなる:焦げついた糖分は落ちにくく、清掃時間が伸びる
油を長持ちさせる実務のコツ
- ✅ タレ絡めはフライヤーから離れた台で:跳ねたタレが油に戻らない配置にする
- ✅ カスすくいを1日2回以上:粉・衣が多い業態なので、他店より頻度を上げる価値があります
- ✅ チヂミの油とチキンの油を分ける:鉄板側の油は焦げや粉が多いので、まとめない方が揚げ油を守れます
- ✅ 油こし器を活用する:営業後にこすだけで、翌日の立ち上がりが変わります
- ✅ 交換は「回数」で基準化する:色が濃くなりやすい業態なので、色だけの判断は当てになりません
とくに効くのは「タレを油に近づけない」という一点です。厨房のレイアウトを少し変えるだけで、油の寿命が明らかに変わったお店があります。道具を買い替える前に、置き場所の見直しから試してみてください。
回収を前提にすると保管も楽になる
「廃油は最後に困るもの」と考えると、置き場も回収も後手になります。逆に「毎月これくらい出て、この日に引き取ってもらう」と決めてしまえば、厨房の作業に組み込むだけで済みます。韓国料理店は油の出る量が比較的多い業態ですから、仕組みにした効果も大きく出ます。
容器の置き場は、匂いの出やすい業態だからこそ重要です。客席から離れ、風の抜ける場所、そして台車で運び出せる動線。この3つを満たす場所を確保できると、日々のストレスが大きく減ります。
OIL BEESなら韓国料理店にどう対応するか
OIL BEESは、韓国料理店の廃食用油も回収しています。タレや衣のカスがある程度混ざっていても、多くの場合そのまま回収できますので、きれいにしてから出さなければ、と気負わなくて大丈夫です。回収費用はかかりません。植物油は買取の対象です。
チキンが売れる週末に合わせて回収頻度を上げる、イベント時だけ臨時で来る——こうした調整も柔軟に対応します。容器は無料で設置し、必要な数をご用意します。
集まった油はSAF(航空燃料)やバイオ燃料の原料として再資源化されます。よく揚げるお店ほど、資源としての貢献も大きいということです。「捨てられている油を資源に」——これが私たちの仕事の芯にある考え方です。
よくある質問
Q. タレが混ざった油は買取価格が下がりますか?
A. 状態によって評価は変わります。ただし一律に下がると決まっているわけではありません。実際の条件は、油を見せていただいたうえで正直にお伝えします。
Q. チヂミの鉄板の油も回収対象ですか?
A. 植物油であれば対象になります。ただし焦げや固形分が多い場合は、揚げ油と分けて保管していただくほうが全体の状態を守れます。
Q. 週末だけ量が増えます。頻度は柔軟に変えられますか?
A. 変えられます。曜日に波があるお店は、容器の数を増やして「週明けに回収」という形にすることも多いです。
Q. 匂いが近隣に出ないか心配です。
A. フタがしっかり閉まる容器を使い、置き場所を工夫することで大きく抑えられます。すでに苦情が出ている場合も、置き方の見直しから一緒に考えます。
まとめ
- ✅ 二度揚げ+糖分の多いタレで油の負荷が高い——他業態よりカスすくいの頻度を上げる
- ✅ タレを油に近づけないレイアウトにする——道具より先に置き場所を見直す
- ✅ チヂミの鉄板油と揚げ油は分ける——本流の油を守る
- ✅ 量が多い業態ほど仕組み化の効果が大きい——回収日を決めて作業に組み込む
OIL BEESでは、韓国料理店の廃食用油を無料回収・買取で対応しています。「油がすぐ黒くなるのをなんとかしたい」というご相談も歓迎です。気軽にお問い合わせください。一度お店を見させてもらい、ベストな提案をいたします。


