大垣市は、街のあちこちで地下水が湧き、昔から「水の都」と呼ばれてきました。街なかを水門川が流れ、西には揖斐川が流れています。一方で、名神高速の大垣インターや東海環状自動車道の大垣西インター、国道21号と国道258号が通る、車で動く人の多い街でもあります。幹線道路沿いにはラーメン店やとんかつ店、定食屋、ファミリーレストランが並び、大垣駅のまわりには昔からの商店街と小さな飲食店が残っています。
廃油の扱いでよくある心配ごとには、「フライヤーの油は業者に出しているが、鍋や皿に残った油の扱いが気になる」「外に置いた缶に雨水が入った」といった、水にまつわるものがあります。水のきれいな街で商売をしている店ほど、油を排水に流さないことには気を配りたいところです。
OIL BEESは名古屋市北区を拠点に、大垣市内の飲食店の廃食用油を回収しています。回収も容器の設置も費用はかからず、一斗缶で2缶たまれば頼めます。回収の時間に店にいる必要もありません。この記事では、油を排水に流さないための厨房の習慣と、大垣の店に多い屋外の置き場づくりをまとめます。
水の都・大垣の店が、油を排水に流さないためにできること
フライヤーで使い終わった揚げ油を缶にためて回収に出すのは、多くの店ですでに当たり前になっています。見落とされやすいのは、フライヤー以外から少しずつ流れていく油です。中華鍋やフライパンに残った油、炒め物の皿に残ったたれ、揚げ物を盛ったバットの底の油は、洗い場でそのまま流されがちです。
排水に入った油は、配管の中で冷えて固まり、詰まりや臭いのもとになります。グリストラップがある店でも、流れ込む油が多ければ掃除の回数が増え、たまった油が腐って厨房に臭いが上がってきます。下水に流してよいものの基準や、グリストラップの管理の決まりについては、自治体の窓口で確かめておくと安心です。
洗う前に拭き取る習慣をつける
鍋やフライパン、皿に残った油は、洗い場に運ぶ前に新聞紙やキッチンペーパーで拭き取るだけで、排水に入る量を大きく減らせます。拭き取った紙は燃えるごみとして出せるかどうかを、自治体の分け方で確かめておきましょう。洗い場の近くに古紙を入れた箱を置いておくと、忙しい時間でもスタッフが手を伸ばしやすくなります。
鍋で揚げた油の残りも缶に戻す
フライヤーの油だけでなく、中華鍋で揚げ物をしたときの油や、天ぷら鍋に残った油も、冷ましてからこして一斗缶に入れます。少量だからと流しに捨てる習慣があると、毎日の積み重ねで配管の中に油がたまっていきます。缶に戻す油は、水や洗剤が混じらないように、洗う前の鍋から移すのがこつです。
フライヤーの掃除の水を缶に入れない
フライヤーを掃除するときに出る、油の浮いたお湯や洗剤の混じった水は、廃油の缶に入れないでください。水が混じると油の質が落ち、再資源化の手前で取り除く手間が増えます。掃除の前に油をしっかり抜いて缶に移し、掃除の水は別の容器で扱うと決めておくと、缶の中身を油だけに保てます。
揚げかすは流しに捨てない
フライヤーや天ぷら鍋からすくった揚げかすも、流しに捨てると排水管の中で油と一緒に固まります。すくった揚げかすは網の上やバットでしばらく置いて油を切り、紙に包んでからごみとして出します。切った油は缶に戻せます。揚げかすを入れる容器を決めておき、流しの三角コーナーに入れない、とスタッフの間でそろえておくと続けやすくなります。
国道21号・258号沿いの店は、駐車場の奥の置き場を一か所に決める
大垣市内を東西に走る国道21号と、南へ延びる国道258号の沿道には、車で来るお客さんを相手にした店が並んでいます。こうした店は駐車場が広く、建物の裏手にも余裕があるので、缶の置き場そのものには困りません。困るのは、置き場が広いぶん缶があちこちに分かれてしまうことです。
厨房の裏口の脇に1缶、物置の前に2缶、駐車場の隅に1缶というように散らばると、回収のときに取り残しが出たり、ふたの開いた缶が雨ざらしになったりします。缶を置く場所は一か所に決め、空き缶もいっぱいの缶もそこに並べておくのがいちばん確かです。
置き場を選ぶときに見ること
- 厨房の裏口から近く、重い缶を運ぶ距離が短い
- 屋根かひさしの下で、雨が直接当たらない
- お客さんの車の通り道や駐車枠から外れている
- 回収の担当が車を寄せられる
昼どきに駐車場が埋まる店は、そのことを最初に伝えておくと、回収の段取りを相談しやすくなります。缶は地面に直接置かず、すのこや台の上に並べると、底のさびと雨の跳ね返りを防げます。
持ち帰りの揚げ物が増えたら、缶の数を見直す
幹線道路沿いの店では、唐揚げやとんかつ、天ぷらの持ち帰りを始めると、フライヤーを動かす時間が一気に長くなります。店内の客数が変わらなくても、廃油の量は増えていきます。持ち帰りのメニューを増やしたときや、注文が増えてきたと感じたときは、置き場の空き缶の数と回収の間隔を見直す合図です。早めに相談していただければ、量に合わせた回収の頻度を一緒に考えます。
置き場に鍵や囲いを付けるか考える
道路から見える場所に缶を並べておくと、中身の入った缶が持ち去られることがあります。物置や鍵のかかる囲いの中に置けるなら、そのほうが安心です。鍵をかける場合は、回収の担当がどう開けるかを先に決めておきます。立ち会いなしで回収するので、鍵の受け渡しの方法まで決めておくと当日に困りません。
雨の多い日の置き場は、缶のふたと向きで差がつく
屋外の置き場で起きやすいのが、雨水の混入です。ふたがゆるんでいたり、ふたの上に雨水がたまる場所に置いていたりすると、少しずつ水が入っていきます。油に水が混じると質が落ち、缶の内側がさびる原因にもなります。
対策は難しくありません。油を移したらその場でふたをしっかり閉める、缶をひさしの奥に寄せてふたの上に雨が当たらないようにする、ひさしが短い場所ではブルーシートや板で上を覆う、の3つです。缶に水が入ってしまったと気づいたときは、ほかの缶と混ぜずにそのまま置いておき、回収の前にどの缶かを伝えてください。
風の強い日に空き缶が転がっていくこともあります。空き缶は重ねずに並べ、ひもで軽くまとめておくと、飛ばされたり音を立てたりせずに済みます。
こぼれた油を水で流さない
缶に移すときや運ぶときに油をこぼしてしまったら、水で洗い流さないことが大事です。屋外でホースの水をかけると、油は側溝に流れ込み、その先の水路や川まで届いてしまいます。こぼれた油は、新聞紙や古布、おがくずなどで吸わせてから拭き取り、吸わせたものは自治体の分け方に従って捨てます。置き場の近くに古新聞と古布を入れた箱を置いておくと、こぼしたその場で片付けられます。
大垣駅のまわりの店は、2缶たまるまでの保管場所が決め手
大垣駅の周辺や、水門川沿いの古い通りには、カウンター中心の小さな店や家族で営む食堂があります。こうした店は一度に出る油が少なく、一斗缶がいっぱいになるまでに日数がかかります。回収は一斗缶2缶からなので、2缶そろうまで店で保管しておく場所を先に決めることが大事です。
厨房の中に置くなら、コンロやフライヤーなど火の気から離れた棚の下、勝手口の脇など、通路をふさがない場所を選びます。店の外に置くなら、隣の店や住まいとの境目は避け、自分の店の敷地の中に収めます。ビルに入っている店は、共用部に置いてよいかを管理会社に確かめてからにしましょう。
量が少ない店ほど、交換の日を決めておくと缶のたまり方が安定します。定休日の前の晩に全部替える、と決めておけば、2缶そろう時期の見当もつけやすくなります。
厨房の中に置くなら、缶の外側をきれいに保つ
狭い店で缶を厨房の中に置く場合は、缶の外側に垂れた油をそのつど拭いておきます。缶の肩や底に油が残っていると、床が滑りやすくなり、ほこりや虫も寄ってきます。移し替えのときは缶の下に新聞紙を敷き、終わったら新聞紙ごと片付けると、床に油を広げずに済みます。
水路に面した店は、缶を水辺に寄せない
水門川沿いなど、店の裏手が水路に面している建物では、缶を水辺に寄せて置かないようにします。缶が倒れたり、移し替えのときにこぼれたりすると、油がそのまま水面に広がってしまいます。缶は建物の壁際に置き、水路との間には少し距離を取ります。水の都と呼ばれる街の景色を守ることにもつながります。
大垣のまわりの町や、工場の多い地域の店
大垣市の周辺には、工場の社員食堂や弁当を作る厨房もあります。こうした現場は一度に出る油が多く、工場が休みに入る前後で量が大きく変わります。量の多い時期は回収の間隔を詰め、少ない時期は空けるというように、季節や稼働に合わせた頻度の見直しに対応しています。
工場の食堂では、長い休みに入る前の数日に、油を全部入れ替えてから休みに入ることがよくあります。休み明けに缶があふれないよう、休みに入る前の回収の予定を早めに伝えておくと安心です。休みの間は厨房に人がいなくなるので、ふたの閉め忘れがないかも最後に確かめておきます。
回収の日時と量はポータルで確認できるので、食堂の担当者と総務の担当者が同じ記録を見ながら話ができます。食用油(新油)の販売もしているので、食堂で使う揚げ油の仕入れとあわせて頼むこともできます。
大垣市内の店は回収の対象です。安八町や輪之内町など、大垣に隣り合う町の店については、所在地を教えていただければ、対応できるかを正直にお伝えします。確かめないまま「行けます」とは言わないようにしています。
よくある質問
Q. 大垣市の郊外や、まわりの町の店でも回収してもらえますか
A. 大垣市内の飲食店は回収の対象です。郊外の店や、大垣に隣り合う町の店の場合は、所在地を教えていただければ、対応できるかを正直にお伝えします。住所が分かれば、お返事までの時間も短くなります。
Q. 外に置いていた缶に雨水が入ってしまいました。そのまま出してもいいですか
A. 水が入った缶は、ほかの缶と混ぜずに分けておいてください。回収の前に、どの缶に水が入ったかをお伝えいただければ、扱いを確かめてご案内します。次からは、ふたをすぐに閉めることと、屋根の下に置くことで防げます。
Q. 天ぷら鍋や中華鍋で揚げた油も、フライヤーの油と同じ缶に入れてかまいませんか
A. 揚げ物に使った植物油なら、冷ましてからこし、水や洗剤が混じらないようにして同じ缶に入れてください。たれや調味料が混じった油、洗ったあとの水が混じった油は入れないでください。鍋や皿を拭き取った紙も缶には入れず、自治体の分け方に従ってごみとして出します。
Q. 新しい揚げ油もあわせて頼めますか
A. はい、新油の販売もあり、廃油の回収と同じ窓口で相談できます。新しい油の仕入れと使い終わった油の回収を一緒に考えられるので、管理する相手が減ります。
まとめ
- 大垣市内の飲食店の廃食用油を無料で回収し、容器の設置も無料。一斗缶2缶から頼める
- 鍋や皿の油は洗う前に拭き取り、鍋で揚げた油は冷ましてこして缶に戻す。掃除の水は缶に入れない
- 国道21号・258号沿いの店は、缶の置き場を一か所に決め、雨と車の通り道を避ける
- 大垣駅のまわりの小さな店は、2缶たまるまでの保管場所を先に決める
- 大垣に隣り合う町の店は、所在地を伺って対応できるかを正直にお伝えする
OIL BEESでは、大垣市の飲食店の廃食用油を無料回収・買取しています。フライヤーの油だけでなく、鍋に残った油の扱いや屋外の置き場で迷っていることがあれば、所在地とあわせて教えてください。気軽にお問い合わせください。


