「焼き鳥屋なので油はほとんど使わないと思っていたのですが、意外と廃油が出るんです」——焼き鳥店の店主さんから、こんなご相談をいただきます。
焼き鳥は炭火で焼く料理ですから、たしかにフライヤーが主役ではありません。それでも実際の店内メニューを見ると、唐揚げ・手羽先・軟骨揚げ・つくねの揚げ出し・ポテトフライ——揚げ物は必ず並んでいます。ビールに合う一品として欠かせないからです。
この記事では、焼き鳥店ならではの廃油事情と、量が中途半端だからこそ困りやすい保管・回収の組み方をお伝えします。
焼き鳥店の廃油が「中途半端」になりやすい理由
メインではないのに毎日稼働する
揚げ物は売上の主役ではありませんが、注文は毎日入ります。1日あたりの油の消費は多くないのに、フライヤーは毎晩火が入る。この「少量だけど毎日」というパターンが、廃油の管理を後回しにさせます。溜まるのが遅いぶん、気づいたときには缶の中の油がかなり古くなっているのです。
鶏の脂が油に混ざる
唐揚げや手羽先を揚げると、鶏から出た脂が揚げ油に溶け込みます。植物油に動物性の脂が混ざった状態です。これは焼き鳥店ではごく自然なことで、回収できないわけではありません。ただし気温が下がると白く濁って固まりやすくなるため、冬場の保管では注意が必要です。
カウンター中心で置き場が狭い
焼き鳥店は10〜20席のカウンター中心という店舗が多く、厨房もコンパクトです。焼き台・仕込み場・冷蔵庫で埋まっていて、廃油の缶を置く余地がほとんどない。この「場所がない」が、焼き鳥店で一番多いお悩みです。
放置すると起きること
- 🔸 唐揚げの評価が落ちる:古い油で揚げると衣が重くなり、看板の焼き鳥まで印象を引きずる
- 🔸 臭いが店内に回る:狭い店舗ほど、廃油の臭いがカウンターまで届きやすい
- 🔸 缶が通路をふさぐ:焼き台の裏に置いた缶が、混雑時の動線を邪魔する
- 🔸 脂の固まりで注ぎづらくなる:寒い時期に放置すると、移し替え作業が一気に大変になる
焼き鳥店の油をうまく回すコツ
- ✅ 「量」ではなく「日数」で交換を決める:少量ずつ使うお店は、見た目より日数で区切ったほうが品質が安定します
- ✅ 揚げカスは営業終わりに毎日すくう:1日1回で十分。鶏のカスは焦げやすく、油を早く傷めます
- ✅ 油が温かいうちに移し替える:冷えて脂が固まる前に容器へ。ただし熱すぎる油は危険なので、火を止めて落ち着いてから
- ✅ 小さめの容器を2つ使う:18Lの缶が1つより、小分けにしたほうが狭い厨房では回しやすいことがあります
- ✅ 回収頻度を「溜まるペース」に合わせる:月1回で足りるお店もあります。無理に多くする必要はありません
ポイントは、「少量だから後で」をやめることです。少量のお店ほど、決めたリズムで淡々と回すのが一番楽になります。
OIL BEESなら焼き鳥店にどう対応するか
OIL BEESは、焼き鳥店のように揚げ物がメインではないお店の少量廃油も回収しています。最小2缶からでも対応しますので、「うちの量では断られるのでは」と心配しなくて大丈夫です。回収の費用はかかりません。植物油は買取の対象です。
鶏の脂が混ざった油も問題なく回収できます。容器は無料で設置し、狭い厨房でも置けるサイズを一緒に選びます。カウンター裏・勝手口・店外——どこに置くのが一番邪魔にならないか、一度お店を見させてもらってご提案します。
回収した油はSAF(航空燃料)やバイオ燃料の原料として再資源化されます。「唐揚げの油が飛行機の燃料になるんですよ」——お客様との会話のネタにもなります。
売上と油のバランスを見直すという発想
焼き鳥店で油の話をすると、「そんなに使っていないから関係ない」と言われることがあります。ですが揚げ物は、ビールの2杯目・3杯目を引き出す一品として、客単価にしっかり貢献しています。唐揚げが美味しい焼き鳥屋は、焼き鳥そのものの評価まで上がります。
だからこそ、油の状態を「コストの話」だけで考えないほうがよいと思います。1缶の油から、どれだけ気持ちよく食べてもらえる一品を出せるか。この視点で見ると、カスすくいや交換のタイミングは、節約ではなく売上をつくる作業になります。
もうひとつ、廃油の量を把握しておくと、揚げ物メニューの動きが見えてきます。「今月は廃油が多かった=揚げ物がよく出た月」ということです。数字が苦手でも、缶の数なら数えられます。小さな指標として意外と使えます。
よくある質問
Q. 月に1缶くらいしか出ませんが回収してもらえますか?
A. 回収できます。量が少ないお店に合わせて頻度を設計しますので、まずは今どれくらい出ているかをお知らせください。
Q. 鶏の脂で白く固まった油も引き取れますか?
A. 固まっていても回収できるケースが多いです。状態によって扱い方が変わるので、そのままにして回収時にお伝えください。無理に溶かそうとして加熱するのは危険です。
Q. 焼き台の油(脂)も一緒に出せますか?
A. 焼き台の下に落ちた脂や焦げカスが多量に混ざったものは、揚げ油とは分けて保管してください。判断に迷うものは、現場で見てご説明します。
Q. 容器を置くスペースがどうしても店内にありません。
A. 店外や共用部に置けるかどうかも含めて、一緒に探します。ビルのテナントで置き場が限られる場合も、これまで多くの店舗で解決してきました。あきらめないでご相談ください。
まとめ
- ✅ 焼き鳥店でも揚げ物は毎日動く——「少量だけど毎日」が管理を後回しにさせる
- ✅ 交換は量より日数で決める——少量店ほどリズムで回すのが安定する
- ✅ 鶏の脂は固まりやすい——温かいうちに移し替えるのがコツ
- ✅ 少量でも回収・買取の対象——狭い厨房に合う容器から相談できる
OIL BEESでは、焼き鳥店の少量廃油も無料回収・買取で柔軟に対応しています。「置き場がないんだけど、どうしたらいい?」という段階からで構いませんので、気軽にお問い合わせください。一度お店を見させてもらい、ベストな提案をいたします。



