はじめに:廃油トラブルは、誰にでも起こりうる
飲食店の営業において、油は欠かせない存在です。しかし、使い終わった油=廃食用油の取り扱いを誤ると、思わぬ事故やクレーム、営業停止のリスクに発展することもあります。
特に多いのは次のような声です。
- 「廃油を流しに捨てて排水が詰まった」
- 「廃油の臭いがお客様に指摘された」
- 「油をこぼして厨房が滑って危険だった」
こうしたトラブルは、正しい知識とちょっとした対策でほとんど防ぐことができます。本記事では、実際に起こりやすい廃油トラブルをケース別に紹介し、その原因と予防策をわかりやすく解説します。
ケース① 排水口に油を流してしまい、配管が詰まった

【事例】
新人スタッフが、使い終わった油を冷ましてからそのままシンクに流してしまった。数日後、排水の流れが悪くなり、清掃業者を呼ぶ羽目に。
【原因】
油は水より軽く、水と混ざりません。排水管の内側にこびりついた油が徐々に固まり、詰まり・悪臭・害虫の発生を引き起こします。
【防止策】
・廃油は絶対に排水に流さないルールを徹底
・専用の廃油容器を準備しておく
・新人スタッフへの教育マニュアルに明記
OIL BEESのような回収業者に委託すれば、適切な処理が可能で安心です。
ケース② 廃油がこぼれて床が滑りやすくなり、転倒事故に
【事例】
閉店後、廃油を運ぶ途中で容器のフタがしっかり閉まっておらず、通路に油がこぼれた。気づかず通ったスタッフが滑って転倒し、ケガをした。
【原因】
油は非常に滑りやすく、少量でも床に広がると危険です。容器の管理不備や、不注意によるこぼれが原因となることが多くあります。
【防止策】
・フタ付きで倒れにくい専用容器を使用
・持ち運ぶ前にフタが確実に閉まっているか確認
・油の運搬は2人以上で慎重に行う
・油汚れ用の床洗剤とモップを常備し、即清掃
ヒヤリハットの一歩先の対策を日頃から心がけましょう。

ケース③ 廃油の臭いが店内にこもり、クレームに
【事例】
店舗内に廃油容器を置いていたところ、来店したお客様から「なんだか油くさい」とクレームが入った。SNSにも投稿されてしまい、風評被害が拡大。
【原因】
長時間放置された廃油は、空気中の酸素と反応して酸化が進み、独特の酸っぱい臭いや焦げ臭さを発するようになります。
【防止策】
・廃油容器は密閉できるものを使用
・回収日までの間は風通しのよい場所、または外部の専用保管庫で保管
・回収頻度を見直し、放置期間を短縮
ニオイの問題はお客様の記憶に残りやすいため、見た目以上に重要な管理ポイントです。
ケース④ 廃油の保存容器が劣化して破損、油漏れ
【事例】
何年も使っていたプラスチック製容器がヒビ割れし、気づかぬうちに油が床に広がっていた。火気の近くだったため、大きな火災につながる寸前だった。
【原因】
プラスチック容器は油分や紫外線により徐々に劣化し、知らぬ間に耐久性が低下しています。高温の油を繰り返し入れることで形が変わることも。
【防止策】
・定期的に容器の点検を行い、劣化していたらすぐ交換
・金属製や耐熱性の高い専用容器に切り替える
・フタや取っ手の部分も劣化の有無をチェック
長く使うほどリスクは高まるため、コストより安全を優先することが大切です。
ケース⑤ 廃油の処理が間に合わず、容器があふれ出す
【事例】
年末の繁忙期、廃油の回収依頼を忘れてしまい、容器が満杯に。溢れた油が床や周囲に広がり、他の食材や容器にまで付着してしまった。
【原因】
忙しい時期ほど確認ミスが起こりやすく、回収スケジュールの管理不備によるトラブルが多発します。
【防止策】
・廃油回収日をカレンダー・スマホなどで共有
・OIL BEESの「廃油回収ポータルサイト」などで履歴や回収状況を見える化
・繁忙期は回収頻度を増やす or 事前に予備容器を準備
大量発生が予想される時期こそ、早めの計画と連携が鍵です。
おわりに:廃油管理は“地味だけど重要”なリスク対策
廃食用油は、普段目立たない存在ですが、扱いを誤ると厨房の安全、店の信頼、営業継続に関わる深刻な問題に発展する可能性があります。
今回紹介した事例と対策を参考に、日々の業務に「廃油チェック」という習慣を加えることで、トラブルを未然に防ぎましょう。
OIL BEESでは、単なる回収にとどまらず、油の状態や保管、トラブル予防についての相談も随時受け付けています。安心して営業を続けるためのパートナーとして、ぜひお役立てください。



