新型コロナウイルスの影響で、飲食店の経営は大きく変わりました。人手不足や食材価格の高騰、光熱費の上昇など、厨房のコストも無視できません。
そんな中、「捨てるだけだった廃食用油を、お金に変える方法」があることをご存じでしょうか?
今回は、飲食店や食品工場などで今すぐできる「廃食用油を有効活用する5つの方法」をご紹介します。
1. 廃食用油を“無料”で回収してもらう
まず見直したいのが、廃食用油の「処分費」。
一部の業者では、廃油の処理に費用がかかる場合があります。しかしOIL BEESでは、この廃食用油を無料で回収しています。
なぜ無料で回収できるのか?
それは、回収した油をリサイクル業者に引き渡し、燃料や石けんの原料として再利用するからです。
つまり、お店側は「捨てる→お金がかかる」という流れから、「渡す→無料、むしろ得になる」という流れに変えられるということです。
2. 回収した油の「買取価格」がつくケースも
さらに、油の種類や状態によっては買取価格がつく場合もあります。
例えば、比較的新しい油や、動植物油が混ざっていないキレイな状態の廃油は、リサイクル価値が高く、業者側が買い取りをしてくれることも。
OIL BEESでは、回収した油量や買い取り金額をすぐ確認できる「廃食用油回収ポータルサイト」を無料で提供しています。これにより、自店の油がどれくらい価値を生んでいるかがひと目で分かります。
3. 油の「劣化」を数値でチェックし、無駄を減らす
油の交換タイミング、感覚で決めていませんか?
実は、油の劣化を数値で見える化することで、無駄な交換や早すぎる廃棄を防ぐことができます。
OIL BEESでは「おいしい油認定制度」というサービスを提供しており、専門スタッフが現場に伺い、油の酸化度(劣化具合)を測定。
基準を満たしていれば、認定ステッカーも提供されます。
これにより、品質を保ちつつ、油をムダなく使うことができ、コスト削減にもつながります。
4. 油の保管方法を見直して、品質を維持
油は保管方法によって、劣化スピードが大きく変わります。
例えば、下記のような工夫をするだけで、油のもちが良くなることも。
- 使用後すぐにフタを閉める
- 高温多湿の場所を避けて保管する
- 異物(カスや水分)をフィルターで取り除く
こういった基本的なポイントを押さえることで、同じ油でも長く使えるようになり、結果的に使用量が減ります。
OIL BEESでは、こうした保管のアドバイスや、油容器の置き場に困っている店舗への柔軟な対応も行っています。

5. 「環境対応」をPRに使って、新規顧客を呼び込む
今、環境に配慮したお店を選ぶ消費者が増えています。
廃油リサイクルに取り組むことは、SDGs(持続可能な開発目標)にも貢献でき、環境への意識が高いお客様の信頼を得るチャンスでもあります。
たとえば、
- 「うちは廃油を100%リサイクルしています」
- 「おいしい油認定店舗です」
というPRを店頭やWebで打ち出せば、他店との差別化にもつながります。
OIL BEESでは、こうした「環境への取り組み」を見える化するサポートも行っています。
まとめ:小さな見直しが、大きなコスト改善に
廃食用油は、ただの「ゴミ」ではありません。
適切に管理し、正しい方法で回収してもらえば、「コスト削減」「収益化」「ブランド価値向上」にもつながる貴重な資源です。
厨房の見直しは、まずは目に見えやすい「油」から始めてみませんか?