毎日のように使う「食用油」。しかし、使い終わったあとの“廃食用油”を適切に扱わないと、思わぬトラブルにつながることがあります。
実際、飲食店では以下のような声がよく聞かれます:
- 「油の臭いが店内に充満してクレームに…」
- 「置き場所に困って、厨房が油まみれに」
- 「業者が来ない日が続いて大混乱!」
今回は、実際にあった廃食用油トラブル事例と、それを未然に防ぐためのチェックリストを紹介します。
トラブル事例①:油の保管容器が破損、床がベタベタに…
▶ 何が起きた?
飲食店の裏口に置いていた廃食用油のポリタンク。容器が劣化していたのに気づかず、底が割れてしまい、油が床一面に流出。
結果、臭いや害虫が発生し、衛生管理の指摘を受ける事態に。
✅ 防ぐには?
- 容器は定期的に交換(特に夏場は劣化しやすい)
- キャップはしっかり締める
- 回収までの期間が空く場合は、屋内や日陰に保管
トラブル事例②:廃油を排水口に流して配管が詰まり、修理費が発生
▶ 何が起きた?
新人スタッフが廃油の処理方法を知らず、そのまま排水口に流してしまった。その結果、厨房内の配管が油で詰まり、業者による清掃・修理費が発生。
修理費はなんと数万円!
✅ 防ぐには?
- スタッフへの「廃油処理マニュアル」を用意
- 排水口付近に「廃油禁止」の注意書きを設置
- 新人への教育でトラブルを未然に防止
トラブル事例③:回収業者が来ない・連絡がつかない
▶ 何が起きた?
長年使っていた油回収業者が突然、連絡不通に。スケジュールも確認できず、廃油が溜まってしまい調理にも支障が出るように。
しかも、「回収日が不明で準備もできない」とスタッフの負担が増加。
✅ 防ぐには?
- 回収予定が「見える化」された業者を選ぶ
- ポータルサイトや通知機能がある業者は安心
- 急な対応にも柔軟なサポートがあるか事前に確認
※OIL BEESでは、「廃油回収ポータルサイト」で全回収履歴を確認できます。
トラブル事例④:悪臭でお客様からクレーム

▶ 何が起きた?
廃油の置き場所が厨房の近くで、ふたも甘く、油のニオイが店内に流れてしまう。とくに夏場は臭いが強くなり、お客様から「臭いが気になる」との声が…。
食事の場としては致命的な問題。
✅ 防ぐには?
- 廃油は密閉容器+温度の低い場所に保管
- 廃油タンクの清掃を定期的に行う
- できれば回収頻度を上げる or 小型容器に分ける
✅ 廃食用油トラブル防止の現場チェックリスト
以下は、「現場の確認ポイント」です。
毎週1回でも、このチェックをするだけで多くのトラブルが未然に防げます。
チェック項目 | 確認内容 | 対応 |
---|---|---|
容器の状態は大丈夫か? | ヒビ・劣化・におい | □OK □NG |
保管場所は安全か? | 高温・直射日光を避けている | □OK □NG |
キャップ・ふたはしっかり閉まっているか? | 密閉されている | □OK □NG |
新人スタッフに処理方法を教えているか? | 口頭+マニュアルあり | □OK □NG |
回収スケジュールは分かっているか? | ポータル等で確認できる | □OK □NG |
廃油の量は適正か? | タンクがあふれそうではないか | □OK □NG |
悪臭・害虫の発生はないか? | 周辺の衛生環境 | □OK □NG |
最後に:油トラブルは“放置”が一番危ない
廃食用油のトラブルは、小さな油断が大きな損失につながることもあります。
OIL BEESでは、無料回収・見える化された管理・緊急時の柔軟対応で、飲食店の現場をしっかりサポートします。
「うちも危ないかも…?」と思った方は、無料相談から始めてみてください!