廃食用油ってなに?どこから出るの?
「廃食用油(はいしょくようあぶら)」とは、料理に使ったあとの油のことです。たとえば、てんぷらやフライを作ったときの油、炒め物で使ったサラダ油などがそれにあたります。
家庭と飲食店で出る「使い終わった油」
おうちのキッチンでも、レストランやお弁当屋さんでも、毎日のように油が使われています。飲食店ではとくに多くの油が使われるので、週に何十リットルも使い終わった油が出てきます。
油はそのまま流すとどうなるの?
使い終わった油をシンクに流してしまうと、配管がつまったり、川や海がよごれてしまったりすることがあります。実は、油はとてもこわい「ごみ」でもあるのです。だからこそ、正しく回収して、リサイクルすることが大切なんです。
回収の現場」に潜入!OIL BEESの1日に密着
ここでは、OIL BEESのスタッフがどのように廃食用油を回収しているのか、1日の流れを見てみましょう!
朝、トラックで回収へ出発!
朝の8時すぎ。OIL BEESのスタッフは名古屋市内の事務所に集合します。安全確認やスケジュールの打ち合わせをしたら、専用の回収トラックに乗って出発!
今日の回収先は、ラーメン屋さん、カフェ、スーパーの総菜売り場など。油のにおいを気にしないように、車内もこまめに清掃されています。
お店に到着!油のタンクをチェック
お店に着くと、まずは使い終わった油のタンクや容器を確認。OIL BEESでは、無料で油を回収しているため、お店の人もにっこり。
油の状態や量を記録して、ポータルサイトに反映させます。これで、お店の人も「いつ、どれくらいの油が回収されたか」がすぐに確認できるんです。
回収した油はどうやって管理されるの?
トラックのタンクには、回収された油がどんどんたまっていきます。でも、ただ運ぶだけではありません。異物が混ざっていないか、においは大丈夫か、しっかりチェックもします。
回収が終わったあとは、タンクごとリサイクル施設へと運び、次の「ありがとう」へとつなげていくのです。
回収された油はどうなるの?
「使い終わった油なんて、ただのゴミでしょ?」
そう思っている人も多いかもしれません。でも実は、OIL BEESが回収した油はすごい変身をとげて、また誰かの役に立っているんです!
きれいにろ過→リサイクル工場へ
回収された油は、まずゴミや水分を取りのぞくためにろ過(フィルター)されます。その後、リサイクル工場に運ばれます。
工場では、油をもっときれいにしてから、いろいろな形に生まれ変わらせていきます。
実はすごい!飛行機や石けんの材料になる
回収された油は、なんと飛行機の燃料(SAF=持続可能な航空燃料)や、トラック・船のバイオ燃料として使われることがあります。
他にも、石けんや洗剤、ろうそく、インクなどの原料になることも!
つまり、ふつうに捨てていたらゴミになっていた油が、地球にやさしいエネルギーや日用品に変わっていくのです。
捨てるだけじゃもったいない、地球にやさしい使い道
使い終わった油を正しく回収するだけで、
🌱ごみを減らし、
🌏地球の資源を守り、
✈エネルギーにもつながる。
――そんなすばらしいリサイクルが、OIL BEESでは毎日行われています。
「ありがとう」が生まれる理由とは?
OIL BEESの廃食用油回収サービスには、たくさんの「ありがとう」がつまっています。
それは、ただのサービスではなく、お店にも地球にもやさしい循環を生んでいるからです。
お店も嬉しい!無料回収でコストダウン
ふつう、廃食用油を業者に回収してもらうには費用がかかることが多いです。ところが、OIL BEESでは無料で回収しています。
お店の人にとっては、コストが減るうえに手間もかからないので、「ありがとう!」の気持ちになるのは当然ですよね。
さらに、回収した量や履歴が見えるポータルサイトもあるので、管理もとってもラク。安心して任せられると評判です。
環境にも地域にもやさしい取り組み
廃油を適切に処理せず流してしまうと、川や海がよごれ、生き物たちにも悪い影響が出てしまいます。
でも、OIL BEESの回収を利用すれば、そんな環境トラブルをゼロに近づけることができます。
また、地域での回収活動を通じて、飲食店や町とつながりを持ち、地域全体でエコな取り組みを広げているのです。
油の再利用でSDGsに貢献できる!
「使い終わった油をリサイクルすること」=それだけでSDGs(持続可能な開発目標)への貢献になります。
- ごみを減らす(目標12)
- 環境を守る(目標13)
- クリーンなエネルギーを増やす(目標7)
OIL BEESの活動に参加することで、誰でも身近なところから世界をよくする行動ができるのです。
OIL BEESが目指す未来
OIL BEESは、ただ油を回収するだけの会社ではありません。
「未来のために、今できることを一歩ずつ」――そんな想いを大切にしています。
ミツバチのように、少しずつ集めて大きな力に
社名の「OIL BEES(オイルビース)」は、ミツバチ(BEES)にちなんでつけられました。ミツバチは、小さな体で花から花へ飛び、蜜を集めて生態系を支えています。
私たちOIL BEESも、たとえ小さな量の油でも、ていねいに集めて、リサイクルにつなげていく。
それが未来のエネルギーや、持続可能な社会を支える大きな力になると信じています。
一人ひとりの「もったいない」が世界を変える
「この油、もったいないな」
「どうにか役立てられないかな」
――そんな気持ちからはじまるひとつの行動が、地球を守る力になります。
飲食店だけでなく、家庭でも、学校でも、小さなきっかけはいっぱいあります。
OIL BEESは、そんな一人ひとりの想いを「ありがとう」につなげていくパートナーでありたいと考えています。